こおりまくら【氷枕】
熱のあるときなどに、氷や冷水を入れて頭部を冷やすゴム製の枕。
こおりみず【氷水】
1 飲み水に氷を入れて冷たくしたもの。 2 「こおりすい」に同じ。《季 夏》「日焼顔見合ひてうまし—/秋桜子」
こおりみつ【氷蜜】
氷砂糖を細かくしたものを鶏卵の白身で溶いて煮詰めたもの。
こおりもち【凍り餅/氷餅】
寒中にさらして凍らせた餅。信州・東北地方で作る。しみ餅。こおりのもち。《季 冬》
こおりや【氷屋】
1 氷を製造・販売する店。また、その人。 2 夏に、氷水などの飲料を売る店。また、その人。氷店 (こおりみせ) 。
こおりなだれ【氷雪崩】
氷河などから落下した氷によって引き起こされる雪崩。氷・雪に岩石が混じることがあり、高速で遠くまで到達する。
こおりのはな【氷の花】
氷の表面にできる花のような模様。また、氷花 (ひょうか) のこと。《季 冬》
こおりえいせい【氷衛星】
大量の氷で表層が覆われた衛星。木星、天王星、海王星などの外惑星の衛星に見られる。氷は、水のほか、アンモニア、メタンが含まれる。なかには氷火山といった特有の現象が観測された衛星もある。
こおりかざん【氷火山】
溶岩ではなく低温の氷などを噴出する地形。水、アンモニア、メタンなどを含む液体と固体が入り混じった物質を噴出し、そのエネルギー源は、近傍の天体が及ぼす潮汐力であると考えられている。地球では見られず、木星、天王星、海王星の衛星や冥王星などの太陽系外縁天体で観測例がある。氷の火山。
こおりちかく【氷地殻】
氷で覆われた惑星や衛星の表層部。木星、天王星、海王星の衛星や冥王星などの太陽系外縁天体の表面に存在し、水、アンモニア、メタンなどが混合した固体からなる。氷と液体の混合物を吹き出す氷火山をもつ天体や、重力の測定などで、氷地殻の下に液体の海が存在すると考えられる天体もある。