虚空を掴む
何かをつかもうとしても何もなく、手を上にあげて指をかたくにぎりしめる。ひどく苦しみもがくようすをいう。「—・んで倒れる」
こくうかい【虚空界】
仏語。虚空のように、一切を包括し擁する、色もなく形もない本源的な真如の世界。
こくうぞう【虚空蔵】
「虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ) 」の略。
こくうぞうぼさつ【虚空蔵菩薩】
《(梵)Ākāśa-garbhaの訳》虚空が無限に一切のものを蔵するように、その智慧と功徳 (くどく) が広大無辺である菩薩。胎蔵界曼荼羅 (まんだら) の虚空蔵院の主尊で、蓮華座に座し、五智宝冠を頂き、右手に智慧の宝剣、左手に福徳の如意宝珠を持つ姿に表す。虚空蔵。