御器を提げる
《椀を持って門に立ち、食を乞う意から》こじきになる。「—・げる瑞相 (ずいさう) かと𠮟って」〈浄・寿の門松〉
ごきかぶり【御器噛/蜚蠊】
ゴキブリの別名。《季 夏》
ごきしちどう【五畿七道】
律令制で定められた地方行政区画。五畿(山城・大和・河内・和泉・摂津)と七道(東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道)。また、日本全国の意。
ごきづる【御器蔓/合器蔓】
ウリ科の蔓性 (つるせい) の一年草。暖地の水辺に生え、茎は長さ約2メートルになり、巻きひげで他に絡みつく。葉は三角形で先が長くとがる。秋、黄色い小花を多数開く。実は緑色の卵形で、熟すと上半分がふたのように取れて種子が出る。合子草。よめのわん。
ごきのみ【御器の実】
《椀の中に入れるものの意》めし。また、生活の種。「草履、雪駄、傘、木履は、つかみ奉公する者の—だが知らないか」〈浄・加増曽我〉
ごきれき【五紀暦】
762年、中国唐の郭献之らが勅によって作成した太陰太陽暦。五紀1を記したもの。日本では天安元年(857)から貞観3年(861)まで用いられた。