五分も透かない
少しのすきもない。全く抜け目がない。「薬の引札を団扇に張って湯屋へ配るなどとは、—◦ねえよなう」〈滑・浮世風呂・四〉
ごぶがゆ【五分粥】
米1、水10の割合(容量比)で炊いたかゆ。全がゆと重湯 (おもゆ) の中間のもの。
ごぶがり【五分刈(り)】
髪の毛を、5分(約1.5センチ)くらいの長さに刈りそろえること。また、そのようにした頭髪。
ごぶごぶ【五分五分】
双方とも、優劣がないこと。五分。「勝負は—とみた」
ごぶさかやき【五分月代】
江戸時代、月代が5分ほど伸びた男の髪形。また、そのかつら。歌舞伎では浪人・無宿者・病者などの風体。
ごぶしん【五分心/五分芯】
幅が5分ほどのランプの芯。
ごぶづけ【五分漬(け)】
漬物の一。干した守口 (もりぐち) 大根を5分ほどに刻み、みりん・醤油・砂糖をまぜた煮汁に漬けたもの。
ごぶのだいじょうきょう【五部の大乗経】
大乗の教えを説いた経のうち、華厳 (けごん) 経・大集 (だいじっ) 経・大品般若 (だいほんはんにゃ) 経・法華経・涅槃 (ねはん) 経の五つ。