桜伐る馬鹿梅伐らぬ馬鹿
桜は幹や枝を切るとその部分が衰弱してしまうが、梅は余計な枝を切らないとよい花実がつかなくなる。樹木の剪定 (せんてい) には、それぞれの木の特性に従って対処する必要のあること。
さくらあさの【桜麻の】
[枕]「桜麻」の実体は未詳。「をふ(苧生・麻生)」にかかる。「—苧生の浦波」〈新古今・雑上〉
さくらいか【桜烏賊】
桜の花の咲くころにとれるイカ。花烏賊。《季 春》
さくらいり【桜煎り】
タコの足を薄く輪切りにして、たれ味噌またはみりんと醤油で煮た料理。桜煮 (さくらに) 。
さくらいろ【桜色】
桜の花びらのような色。肌などの、ほんのりと赤みを帯びた色。
さくらうお【桜魚】
桜の花が咲くころにとれる魚。特に、ワカサギ、また、小アユ。《季 春》
さくらうぐい【桜鯎】
桜の花が咲くころにとれるウグイ。腹部が赤い婚姻色を帯びるところからいう。《季 春》「散りうかぶ—の日和 (ひより) かな/蓼太」
さくらえ【桜会】
平安・鎌倉時代に、桜の花の咲くころに営まれた法会。その後に観桜の宴が開かれた。京都の醍醐寺 (だいごじ) や賀茂神社で行われたものが有名。
さくらえび【桜蝦/桜海老】
十脚目サクラエビ科の甲殻類。深海にすむ小形のエビで、体長約4センチ。全体に淡紅色で、多数の発光器をもつ。駿河湾・相模湾に産し、干しえびとして食用。ひかりえび。《季 春》
さくらおどし【桜威】
⇒小桜威 (こざくらおどし)