尺も短き所あり寸も長き所あり
《「楚辞」卜居から》尺でも短くて足りない場合があり、寸でも長すぎる場合がある。事柄によっては賢者も劣ることがあり、愚者が勝る場合もあるというたとえ。
尺を打つ
「尺を取る」に同じ。
尺を取る
物差しで長さを測る。尺を打つ。「反物の—・る」
尺を枉げて尋を直ぶ
《「孟子」滕文公下から》1尺を曲げてでも8尺をまっすぐにする意。大のためには小を犠牲にすることのたとえ。
酌を取る
宴席で酒の酌をする。「—・らせてまゐれや加賀の菊酒」〈田植草紙〉
錫を飛ばす
修行のため僧が各地を行脚 (あんぎゃ) する。
癪に障る
腹が立つ。気に障る。癇 (かん) に障る。「—・る態度」
癪を言う
腹の立つことを口にする。「そっちはどうもさう—・ふから恨みだ」〈人・梅児誉美・三〉