じへいしょう【自閉症】
1 幼児期に明らかになる広汎性発達障害の一。対人関係への無関心(社会性の障害)、言語・コミュニケーション障害、同一動作の繰り返し(こだわり行動)などを示す。原因は特定されていない。幼児自閉症。小児自閉症。自閉性障害。→自閉症スペクトラム 2 ⇒自閉
じへいしょうスペクトラム【自閉症スペクトラム】
自閉症・アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害など、自閉症の特性を示す一群の発達障害を、重度から軽度まで境界のあいまいな、連続した一つの障害として捉える考え方。1980年代に、英国の児童精神科医のローナ=ウィングが提唱。→自閉スペクトラム症
じへいせいしょうがい【自閉性障害】
⇒自閉症
じへいしょうスペクトラムしょうがい【自閉症スペクトラム障害】
⇒自閉スペクトラム症
じへいスペクトラムしょう【自閉スペクトラム症】
人との相互的な意思疎通や状況に応じた適切な行動がとりにくい、特定の物事へのこだわりが強く柔軟な対応ができない、といった自閉症の特性を示す発達障害の総称。自閉症・アスペルガー症候群・特定不能の広汎性発達障害を、境界のあいまいな連続した一つの障害として捉えたもの。自閉症スペクトラム障害。ASD(autism spectrum disorder)。 [補説]広汎性発達障害とほぼ同義に用いられることもあるが、DSM-5ではレット症候群と小児期崩壊性障害を自閉スペクトラム症に含めていない。