せいじや【政治屋】
地位や立場を利用し、みずからの利害に重きをおいて行動する政治家を軽蔑していう語。
せいじりょく【政治力】
1 政治を進めていく手腕・力量。 2 自分や相手の立場をうまく利用して巧みに物事を進めていく力。
せいじりんり【政治倫理】
政治家が持っていなくてはならない規範。政治にたずさわる者として、汚職や詐欺 (さぎ) などを許さないとする道徳心。
せいじりんりこうりょう【政治倫理綱領】
国会議員の政治倫理のあり方の基本理念を示した綱領。昭和60年(1985)の国会法改正に伴い衆議院・参議院でそれぞれ議決された。「政治倫理の確立は、議会政治の根幹である」とする前文と、「われわれは、政治倫理に反する事実があるとの疑惑をもたれた場合にはみずから真摯な態度をもつて疑惑を解明し、その責任を明らかにするよう努めなければならない」(第4項)などの5項目からなる。この綱領をもとに、国会議員が遵守すべき具体的な準則として「行為規範」が制定されている。→政治倫理審査会
せいじりんりしんさかい【政治倫理審査会】
議員の政治倫理を確立するため、衆議院・参議院および地方議会などに設置される組織。政倫審。 [補説]国会の政倫審は、昭和60年(1985)の国会法改正に伴い、衆参両院にそれぞれ設置された。議員が行為規範等の法令に著しく違反していると疑われる場合、委員の3分の1以上の申し立てにより、出席委員の過半数による議決を経て、審査が行われる。また、不当な疑惑を受けたとして議員本人が申し出た場合も審査が行われる。出席委員の3分の2以上の議決を経て、政治的道義的に責任があると認められた場合、当該議員に対して行為規範等の遵守・一定期間の登院自粛・役職辞任などの勧告を行う。各地方公共団体の議会にも、条例に基づいて政治倫理審査会が設定されている。
せいじしゅどう【政治主導】
政治家が官僚に依存せず主体的に政策の立案・決定などを進めること。日本では官僚が実質的に政治の主導権を掌握している状態にあるが、民意を政治に反映させるためにも、選挙で選ばれた政治家が政治を主導していくことが望ましいとの主張がなされている。→官僚政治
せいじせいめい【政治生命】
政治家として活動する力の根源。政治家としての将来。「党総裁選に—を賭ける」「—を絶たれる」
せいじにんよう【政治任用】
《political appointeeの訳語》大統領や首相が自分の判断で、行政府の要職に官僚や民間人を任命すること。ポリティカルアポインティー。
せいじれんめい【政治連盟】
業界団体や士業団体などが政治活動を行うために設立する組織。各団体の目的・理念を達成するため、政府・地方自治体・政党・政治家に、要請・提言・支援などの働きかけを行う。日本医師連盟・農業者政治連盟など。
せいじけつだん【政治決断】
[名](スル)「政治判断」に同じ。