はどうかんすう【波動関数】
波動方程式を満足させる関数。量子力学では粒子の状態を表す関数をいい、この絶対値の2乗はその点に粒子の存在する確率密度を表す。
はどうこうがく【波動光学】
光を波動として扱い、干渉・回折・分散などを研究する物理学の一分野。
はどうせつ【波動説】
1 光は波動であるという説。17世紀にホイヘンスが提起し、マクスウェルの電磁波説に道を開いた。 2 粒子の運動は波動であるという説。1924年ド=ブロイが提唱し、シュレーディンガーの波動力学に発展。
はどうベクトル【波動ベクトル】
⇒波数ベクトル
はどうほうていしき【波動方程式】
電磁波・弾性波などの波動に関する運動方程式。空間座標と時間とを独立変数とする偏微分方程式。量子力学では粒子の運動状態を記述する方程式をいう。1926年にシュレーディンガーが確立した。
はどうりきがく【波動力学】
量子力学の一形式。ド=ブロイの物質波の理論を発展させたシュレーディンガー方程式を基礎とする。ハイゼンベルクの行列力学と同等であることが証明され、量子力学として統一された。