顰に倣う
「顰 (ひそ) みに倣 (なら) う」に同じ。
貧に迫る
貧乏になって困窮する。「—・ればとて、窃盗 (どろぼう) なんぞするような」〈逍遥・当世書生気質〉
貧の盗みに恋の歌
貧しければ人の物を盗むようになり、恋をすれば歌を詠むようになる。必要に迫られればどんなことでもすることのたとえ。
貧の病
貧乏のつらさを病気にたとえた語。「—に肩身もすぼり」〈浄・卯月の潤色〉
貧は世界の福の神
貧乏は、かえって人を発憤・努力させ、後の幸福をもたらすもととなる。
貧は菩提の種富は輪廻の絆
貧乏すれば心に執着がないから悟りの境地に入りやすいが、富貴になれば物欲にとらわれ、それが仏道に入る妨げとなって成仏できないということ。