ふとうへんさんかくけい【不等辺三角形】
どの辺の長さも等しくない三角形。
ふとうよう【不等葉】
同一個体に生じる形や大きさの異なる葉。モミ・アスナロやツタなどにみられる。
ふとうりとく【不当利得】
法律上の原因がないのに他人の財産や労務によって利益を受け、そのために他人に損失を与えること。
ふとうれんばい【不当廉売】
商品や役務を不当に安い価格で継続して販売し、他の事業者の事業活動を妨げる行為。独占禁止法で禁止されている。ダンピング。 [補説]国際貿易では、国内価格よりも安い価格で輸出することをいう。
ふとうろうどうこうい【不当労働行為】
使用者が労働者に対してその団結権・団体交渉権・争議権および労働組合の自主性などを侵害する行為。労働組合法では、組合員であることその他の理由で不利益な取り扱い(差別待遇)をする行為、黄犬契約・団体交渉拒否・支配介入など。労働者または労働組合は労働委員会や裁判所に救済申し立てをすることができる。
ふとうじこう【不当事項】
会計検査院が省庁・独立行政法人などの会計等を調査した結果、法律・政令または予算に違反し不当と認めた事項。内閣に提出する決算検査報告に記載され、是正されるまで継続して検査が行われる。平成27年度(2015)は444件、106億1537万円が不当事項として指摘されている。
ふとうはんけつ【不当判決】
裁判の判決について、敗訴した側が批判を込めて言う言葉。「地裁の—を高裁で覆した」
ふとうたいほ【不当逮捕】
正当な理由なしにする逮捕。権力者が反対意見を封じ込めるために行うものなど。
ふとうかいこ【不当解雇】
使用者(雇用主)が法律や雇用契約上の規定を無視して一方的に雇用契約を解除すること。労働契約法では、客観的に合理的な理由を欠き、社会通念上相当と認められない解雇は、権利を乱用したものとして無効とすると定めている。
ふとうじょうこう【不当条項】
契約の一方の当事者にとって不当に不利益な契約条項で、その程度が信義誠実の原則に反するもの。消費者契約法では、消費者の利益を一方的に害する不当条項は無効とするとしている。