ぶんかちょう【文化庁】
文部科学省の外局。文化芸術の振興・普及、文化財の保存・活用、宗教に関する行政事務などを行う。昭和43年(1968)文部省文化局と文化財保護委員会を統合して設置。令和5年(2023)、東京都千代田区から京都府京都市に移転。
ぶんかてき【文化的】
[形動] 1 文化に関係のあるさま。「—な施設」 2 近代文化の要求にあうさま。「健康で—な生活」
ぶんかてきけいかん【文化的景観】
その地域の自然と人々の暮らしが交じり合うことでつくり上げられた景観。→重要文化的景観 [補説]文化財保護法では、「地域における人々の生活又は生業及び当該地域の風土により形成された景観地で我が国民の生活又は生業の理解のため欠くことのできないもの」と定義されている。
ぶんかてつがく【文化哲学】
《(ドイツ)Kulturphilosophie》文化科学の諸原理について考察する哲学。文化の本質や成立要因を明らかにするために、その構造や発展法則などを研究対象とする。新カント学派のリッケルトらによって形成された。
ぶんかとうそう【文化闘争】
1 《(ドイツ)Kulturkampf》普仏戦争後、ドイツ帝国でビスマルクが行ったカトリック教徒抑圧政策。実質的にはカトリック政党である中央党に結集した反プロイセン勢力を弾圧しようとしたもの。 2 階級闘争の一側面で、文化の諸問題をめぐって行われる闘争。
ぶんかなべ【文化鍋】
両手鍋の一。厚みがあり、重さのあるふたがついていて、飯を炊くのに向く。
ぶんかのひ【文化の日】
国民の祝日の一。11月3日。自由と平和を愛し、文化をすすめる日。新憲法公布の日、また、もとの明治節にあたる。文化勲章の授与などの行事が行われる。《季 秋》「一トしぐれありし—なりけり/万太郎」
ぶんかぶんせいじだい【文化文政時代】
徳川11代将軍家斉 (いえなり) 治世下、特に文化・文政年間(1804〜1830)を中心とした時代。江戸を中心に町人文化が栄えた。化政時代。大御所時代。→化政文化
ぶんかぼうちょう【文化包丁】
一般的な家庭で使用しやすいよう、肉・魚・野菜などさまざまな食材が扱えるようにした包丁。万能包丁。三徳包丁。
ぶんかむら【文化村】
洋風または和洋折衷の、しゃれた外観の住宅の建ち並んだ地域。また、文化人が多く集まって生活している地域。