ぼうずごろし【坊主殺し】
僧を誘惑して堕落させること。僧相手の売春婦、または男娼。「中寺町、小橋の—」〈浮・一代男・二〉
ぼうずふで【坊主筆】
穂先のすりきれた筆。ちびた筆。禿筆 (とくひつ) 。
ぼうずまくら【坊主枕】
「括 (くく) り枕」に同じ。
ぼうずむぎ【坊主麦】
ハダカムギの別名。
ぼうずめくり【坊主捲り】
百人一首の読み札にかかれた絵を用いてする遊戯。裏返しにつみ重ねた札を各自が順に1枚ずつ取って手もとに置き、坊主の絵を引いたときは手持ちの札をすべて場に出し、姫の札を引いたときは場の札を全部自分のものとし、最後に手もとの札の数の多い者を勝ちとする。
ぼうずもち【坊主持ち】
同行者の荷物を一人で持ち、道で坊主に会うたびに持ち役を交代すること。
ぼうずやま【坊主山】
樹木の生えていない山。はげ山。
ぼうずよみ【坊主読み】
僧侶が経を読むような調子で、意味のわからないまま文字だけを読むこと。また、その読み方。
ぼうずわん【坊主椀】
糸底のない椀。
坊主の不信心
仏道を修行しているはずの僧が、仏を信じないこと。医者の不養生。