みずしおとこ【水仕男】
台所働きをする下男。「料理人—が鼾に」〈浮・妾気質〉
みずしだな【御厨子棚】
御厨子所にあった、食物を入れておく扉のついた棚。のちには美しい装飾を施して、身近に置き、器物・草子類など手回りの品を納めた。御厨子。
みずしどころ【御厨子所】
1 宮中で天皇の食事や節会 (せちえ) の酒肴 (しゅこう) をつかさどった所。内膳司 (ないぜんし) に属し、後涼殿の西廂 (にしびさし) にあった。 2 食物を調ずる所。台所。「下衆 (げす) ども、皆はかばかしきは—などあるべかしき事どもを」〈源・手習〉
みずしぼうこう【水仕奉公】
下女として奉公すること。
みずしめ【水仕女】
台所で水仕事をする下女。みずし。みずしおんな。「そっと玄関へ上りたるゆえ、書生も—も心付かぬにやあらん」〈逍遥・妹と背かゞみ〉