みついざいばつ【三井財閥】
明治以後、三井家によって形成された財閥。江戸時代の代表的な豪商であった三井家が明治前半に政商として発展。明治42年(1909)設立の持株会社三井合名会社を中心として金融・軽工業・商業・鉱山など広い部門にわたるコンツェルンを築いた。第二次大戦後、財閥解体の対象となった。
みついしんな【三井親和】
[1700〜1782]江戸中期の書家。信濃または江戸の人という。細井広沢に師事。篆書 (てんしょ) をよくし、寺社の額などで人気を博した。また、弓馬にもすぐれた。→親和染
みついたかとし【三井高利】
[1622〜1694]江戸前期の商人。伊勢の人。通称、八郎兵衛。江戸に越後屋の屋号で呉服店を開業し、現金掛値なしの新商法を始めた。また、両替店を開き、幕府の公金為替を引き受けるなどして急速に繁栄、豪商三井家の基礎を築いた。