見たところ
見たようすでは。外見では。「—元気そうだ」
見ての通り
見たとおり。見たまま。「—で、まったく勝負にならなかった」
見ては極楽住んでは地獄
はたで見たのと自分が実際に体験したのとでは大違いであること。
見て見ぬ振りをする
実際には見ていたのだが、見ていなかったように振る舞う。また、とがめないで見逃す。「困っている人がいるのに、—◦することはできない」
見ぬが花
物事はまだ見ないで、どんなだろうと想像しているうちがよいものであるということ。
見ぬ世の人
昔の人。古人。「—を友とするぞ、こよなうなぐさむわざなる」〈徒然・一三〉
見も知らぬ
一度も見たこともなく、まったく知らない。「—他人に助けられる」
見る影もない
見るに堪えない。まことにみすぼらしく、みじめである。「—・くやせ細る」
見ると聞くとは大違い
人から聞いて想像するのと、実際に見るのとでは、大変な相違がある。
見る所少なければ怪しむ所多し
《「牟子」から》見聞の狭い人は、何かにつけて驚き迷うことが多い。