・・・ 七 ロスチャイルド この映画はなにしろ取り扱っている物語の背景の大きさというハンディキャップを持っている。その上に主役となる老優の渋くてこなれた演技で急所急所を引きしめて行くから、おそらくあらゆる階級の人が見て相当・・・ 寺田寅彦 「映画雑感(4[#「4」はローマ数字、1-13-24])」
・・・ドストエフスキーが愛児を失った時、また子供ができるだろうといって慰めた人があった、氏はこれに答えて“How can I love another Child? What I want is Sonia.”といったということがある。親の愛は実・・・ 西田幾多郎 「我が子の死」
・・・ANNO――ELIZABETHAE――ANNO――VICTORIAE―― ロスチャイルドを親方にして民族国家をパレスタインに建設しようとする猶太「ジオニスト運動と英国の根本政策とは一致した」。パレスタインに英国軍・・・ 宮本百合子 「ロンドン一九二九年」
出典:青空文庫