ロシア連邦北西部、ノブゴロド州の都市。同州の州都。正式名称ベリーキーノブゴロド。ボルホフ川沿いに位置する。交通・商業の中心地として発展し、化学などの工業も盛ん。9世紀中頃、リューリクに率いられたノルマン人が建設。当初は公国であったが、12世紀以降に共和制の都市国家となり、1478年モスクワ大公国に併合されるまでハンザ同盟に加盟していた。同国有数の古都として知られ、13の塔をもつクレムリン、11世紀の聖ソフィア大聖堂をはじめ、中世の歴史的建造物が数多く残っている。1992年、「ノブゴロドと周辺の歴史的建造物」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録された。