バイオテレメトリー【biotelemetry】
生物に小型の発信器などを取り付け、行動・生理・環境についてのデータを遠隔測定し、行動や生態を調査する研究手法。個体の位置を得るラジオテレメトリー、追跡を主とするラジオトラッキングと同じ意味で使われることが多い。また、ビデオカメラやセンサーで画像やデータを記録して調査することをバイオロギングと呼んで区別する場合もある。
バイオテロ
《bioterrorismから》細菌・ウイルスなどを使って多数の人を無差別に殺そうとする行為。2001年、米国で起こった炭疽菌郵送事件など。
バイオでんち【バイオ電池】
⇒生物電池
バイオトロン【biotron】
環境と生体との関係を研究するための、温度・湿度・光などの環境条件を人工的にコントロールできる生物の飼育・培養装置。ファイトトロン(植物用)・ファンジトロン(菌類用)・インセクトロン(昆虫用)などがある。
バイオニクス【bionics】
生物のもつ感覚や神経、制御などの機能を応用する工学。そのような機能を工学的に作り、活用することをめざす。生体工学。
バイオねんりょう【バイオ燃料】
⇒バイオマス燃料
バイオハザード【biohazard】
病原体やそれに感染した動物を扱う研究のため、人間や自然の生態系に生じてくる危険。生物災害。
バイオビジネス
《(和)bio+business》バイオテクノロジー技術を応用して商品開発を行う産業。
バイオフィードバック【biofeedback】
血圧・心拍数・筋肉の緊張などの生理機能を測定し、それを音や画像などの情報に変換して本人に知覚させることによって、心身の状態を自分の意志で制御する技法。心身症の治療やスポーツのトレーニングなどに用いられる。
バイオフィルム【biofilm】
1 微生物が自身の産生する粘液とともに作る膜状の集合体。口腔の歯垢のほか、干潟の泥や川石の表面などに形成される膜などをさす。菌膜。微生物膜。 2 肺炎菌が周辺の肺組織の間につくる粘着性膜。多糖類・フィブロネクチン・ビトロネクチンなどからつくられ、抗生物質やリンパ球の菌への接近を妨げ、難治性肺炎をもたらす。