・・・logical Observatory in which the students were to attend a system of regular courses in different departments of physica・・・ 寺田寅彦 「PROFESSOR TAKEMATU OKADA」
・・・の揚げ句に終わる芭蕉のパートにはいったいにピッチの高いアクセントの強い句が目に立つ。これに相和する野坡のパートにはほとんど常に低音で弱い感じが支配しているように思われる。「家普請を春のてすきにとり付いて」の静かな低音の次に「上のたよりにあが・・・ 寺田寅彦 「連句雑俎」
・・・ここではパートの崩壊、積重、綜合の排列情調の動揺若くはその突感の差異分裂の顫動度合の対立的要素から感覚が閃き出し、主観は語られずに感覚となって整頓せられ爆発する。時として感覚派の多くの作品は古き頭脳の評者から「拵えもの」なる貶称を冠せられる・・・ 横光利一 「新感覚論」
出典:青空文庫