2008年6月、NASA (ナサ) (米航空宇宙局)が打ち上げたガンマ線観測衛星。名称は、宇宙線の加速機構の一つを初めて提唱したイタリアの物理学者エンリコ=フェルミに由来する。現名称以前にはGLAST (グラスト) と呼ばれていた。大面積望遠鏡(LAT)とガンマ線バーストモニター(GBM)という二つのガンマ線検出器を搭載。ガンマ線による掃天観測、ガンマ線バーストのような突発的な高エネルギーの天体現象の捕捉、活動銀河核・クエーサー・パルサーなどの詳細な観測を行う。フェルミ望遠鏡。フェルミ宇宙望遠鏡。フェルミガンマ線望遠鏡。