ベータアミロイドたんぱくしつ【ベータアミロイド蛋白質/βアミロイド蛋白質】
⇒アミロイドベータ蛋白質
ベータさんか【β酸化】
脂肪酸を酸化してアセチルCoAを生成する細胞内の代謝経路。アセチルCoAはクエン酸回路に組み込まれ、細胞のエネルギー源となるATPが産生される。βは、脂肪酸のβ位(末端のカルボキシル基から2番目)の炭素が順次酸化されることから。 [補説]β酸化は、遊離脂肪酸と補酵素A(CoA)がチオエステル結合した脂肪酸アシルCoAを発物質として、ミトコンドリア内で4段階の反応を繰り返しながら行われる。1サイクルあたり2個の炭素原子が脂肪酸から切り離されてアセチルCoAが生成される。脂肪酸の炭素数が2nの場合、最終的にn個のアセチルCoAが生成される。
ベータシートこうぞう【βシート構造/ベータシート構造】
たんぱく質の代表的な二次構造の一つ。まっすぐに伸びたポリペプチド鎖が平行または逆平行に並び、隣り合ったポリペプチド鎖と水素結合によって結びつき、安定した平面を形成している。→αヘリックス構造
ベータジケトン【beta-diketone/β-diketone】
二つのケトン基の間に炭素原子が一つある構造をもつジケトン。アセチルアセトンなど。
ベータセクレターゼ【beta-secretase】
たんぱく質分解酵素セクレターゼの一。アミロイド前駆体蛋白質(APP)をN末端付近で切断する。BACE(beta-site APP cleaving enzyme)。 [補説]これに続いて、ガンマセクレターゼが働き、APPを細胞膜貫通部位内で切断することによって、アルツハイマー型認知症の原因物質とされるアミロイドベータが産生される。
ベータせんねっしょう【β線熱傷/ベータ線熱傷】
ベータ線に被曝したことによって火傷のような症状を起こす放射線障害。
ベータしゃだんやく【ベータ遮断薬/β遮断薬】
交感神経のβ受容体の作用を選択的に遮断する薬剤。交感神経を抑制し、血圧を低下させ、心臓の脈拍を抑える。高血圧・不整脈・心筋梗塞などの治療に用いられる。β受容体遮断薬。βブロッカー。
ベータじゅようたいしゃだんやく【ベータ受容体遮断薬/β受容体遮断薬】
⇒ベータ遮断薬
ベータブロッカー【βブロッカー】
⇒ベータ遮断薬
ベータサービス【beta service】
正式公開前に提供される試験的なサービス。→βテスト