マレーご【マレー語】
マレー‐ポリネシア語族のインドネシア語派に属する言語。マレーシア・インドネシアを中心に話されている。
マレーしょとう【マレー諸島】
アジア大陸とオーストラリア大陸との間にある、東南アジアの島々。スンダ列島・モルッカ諸島・フィリピン諸島からなる。ニューギニア島を含めることもある。東インド諸島。マライ諸島。
マレーじん【マレー人】
マレー半島・マレー諸島一帯の住民で、マレー語を話す人々の総称。大部分がイスラム教徒。
マレーはんとう【マレー半島】
インドシナ半島からさらに南に長くのびる半島。北部はタイ・ミャンマー領、南部はマレーシア領で、南にシンガポール島がある。古くから東西交通の要地。ゴムや鉄・錫 (すず) を産する。マラッカ半島。マライ半島。
マレーポリネシアごぞく【マレーポリネシア語族】
北は台湾・ハワイから南はニュージーランド、東はイースター島から西はマダガスカル島まで、インド洋から太平洋にかけて分布する語族。インドネシア・メラネシア・ポリネシアの三つの語派に分けられる。アウストロネシア語族。オーストロネシア語族。南島語族。マラヨポリネシア語族。
マレーぐま【マレー熊】
クマ科の哺乳類。マレー半島・スマトラ島・ボルネオ島などの森林地帯にすむ。体長100〜140センチとクマ科ではもっとも小さい。体毛は短く、胸にU字形の白斑がある。
マレービレッジ【Malay Village】
シンガポール南東部にある野外博物館。マレー系のイスラム教徒が多く居住していた場所に設立。葦 (あし) や竹を用いた伝統的な家屋を再現し、マレー人の文化や暮らしを紹介している。
マレーしじょうちゅう【マレー糸状虫】
東南アジアから西南アジアにかけて分布する糸状虫。主にヌマカ属の蚊を介して人に感染し、リンパ系フィラリア症を起こす。
マレーおきかいせん【マレー沖海戦】
太平洋戦争開戦直後の昭和16年(1941)12月10日に、マレー半島東方沖で、日本の海軍航空部隊と英国海軍東洋艦隊の間で行われた戦闘。この戦いで英国の新型戦艦2隻が日本軍機の爆撃と雷撃を受けて撃沈。海戦における航空機の優位性が実証された。→マレー作戦
マレーさくせん【マレー作戦】
太平洋戦争開戦時に、日本軍がマレー半島に奇襲上陸し、シンガポールまで進攻した作戦。真珠湾攻撃とほぼ同時に行われた。昭和16年(1941)12月8日未明、日本の陸軍が海空の支援を受けて半島北端に上陸。英国軍と交戦しながら南下し、55日間で南端のジョホール水道に到達。昭和17年(1942)2月15日にシンガポールを陥落させた。→マレー沖海戦