メタンガス【(ドイツ)Methangas】
「メタン」に同じ。
メタンけいたんかすいそ【メタン系炭化水素】
メタンの同族体。一般式CnH2n+2で表される鎖式の飽和炭化水素の総称。nが1から4のメタン・エタン・プロパン・ブタンは気体。それ以上はギリシャ語の数詞を用いて称し、5のペンタンから15のペンタデカンまでは液体。16のヘキサデカン(セタン)以上は固体で、20はイコサン(エイコサン)とよばれる。パラフィン系炭化水素。アルカン。
メタンさいきん【メタン細菌】
代謝によってメタンガスを生成する嫌気性細菌。汚泥や湖沼・河川のほか、哺乳類の消化管などに分布。
メタンハイドレート【methane hydrate】
ガスハイドレートの一種。大陸棚斜面の海底下数百メートルまでの地中やシベリア・アラスカの永久凍土中など低温・高圧の場所で、水分子とメタン分子とが結合して氷状になった化合物。メタンは天然ガスの主成分であることから、将来の資源として期待が高い。燃える氷。
メタンきん【メタン菌】
⇒メタン生成菌
メタンせいせいきん【メタン生成菌】
水素と二酸化炭素または酢酸・メタノールなどの有機物からメタンを作り出し、エネルギーを獲得する嫌気性の微生物。古細菌の一種。水田・湿地・海底・地下深部などに生息する。メタン菌。メタン生成古細菌。 [補説]オーストラリア西部の約35億年前の地層から採集された石英の中の気泡に、生物が合成したメタンが含まれていたことから、全生物の共通祖先に近い生物と考えられている。
メタンせいせいこさいきん【メタン生成古細菌】
⇒メタン生成菌
メタンチオール【methanethiol】
⇒メチルメルカプタン
メタンかはんのう【メタン化反応】
⇒メタネーション
メタンさんかさいきん【メタン酸化細菌】
メタンを酸化させてエネルギーおよび炭素源とする好気性細菌。水田、湖沼、深海などに生息する。メタン酸化菌。