レーザーかくゆうごうろ【レーザー核融合炉】
重水素と三重水素とからなる燃料に、レーザー光線を照射して爆発的に圧縮し、超高密度のプラズマを発生させることによって核融合を起こさせようという核融合炉。現在研究が進められている。
レーザーかこう【レーザー加工】
《laser processing》炭酸ガス・アルゴンガスなどの強力レーザー光を用いた加工。レーザー光を細く絞って被加工物の穿孔 (せんこう) ・切断・溶接などの加工を熱的に行う場合と、レーザー光の光化学反応を利用して被加工物のエッチングや堆積 (たいせき) を行う場合がある。
レーザーカッター【laser cutter】
レーザー光線の強力な破壊力を使った紙や布の裁断機。
レーザーダイオード【laser diode】
半導体ダイオードで構成されたレーザー。
レーザーつうしん【レーザー通信】
《laser communication》レーザー光を利用して行う通信方式。大量・高速の通信が可能。光通信に利用される。
レーザーディスク【laser disc】
レーザー光線をディスク面の微小な凸部に当て、その反射光を電気信号に変換して、音声・画像を再生するビデオディスク。平成12年(2000)ごろからDVDや通信カラオケの普及に伴い、ソフト・再生装置ともに衰退した。商標名。LD。 [補説]レーザーディスクを国内で初めて製品化し、メーカーとして最後まで生産を続けたパイオニアも、平成21年(2009)に撤退。
レーザーないしきょう【レーザー内視鏡】
《laser endoscope》内視鏡にレーザーを組み合わせたもの。心筋梗塞 (こうそく) の原因となる冠状動脈狭窄 (きょうさく) 部位の拡張治療などに用いられる。
レーザーのうしゅくほう【レーザー濃縮法】
レーザーを用いて濃縮ウランを製造する方法。天然ウランの蒸気に可視光線レーザーを当ててイオン化したウラン235をマイナス電極に集める原子法と、天然ウランを六弗化 (ふっか) ウランに変え、赤外線レーザーを当てて化学反応しやすくなったウラン235を分離する分子法がある。
レーザービーム【laser beam】
レーザー発振器により作られる光線束の流れをさす。研究・工業用だけでなく、兵器への応用も考えられている。
レーザービームプリンター【laser beam printer】
⇒レーザープリンター