いちばんだいこ【一番太鼓】
1 相撲の興行で、開場を知らせて打つ太鼓。 2 江戸時代、歌舞伎の顔見世興行の初日の八つ時(午前2時ごろ)に打った太鼓。のち興行中の毎早暁に打った。 3 江戸時代、大坂の遊里で門限を知らせる太鼓のうち、前触れとして打つもの。
いちばんだし【一番出し】
鰹節 (かつおぶし) と昆布を材料にして、最初にとるだし。吸い物や蒸し物に用いる。
いちばんちゃ【一番茶】
1 その年の最初に摘み取って作った茶。品質が最もよい。《季 春》 2 最初に入れた茶。
いちばんて【一番手】
1 戦いで、最初に敵に当たる部隊。 2 先頭に立って物事を行うこと。また、その人。「交渉の—に立つ」 3 勝負や地位を争うとき、いちばん優位に立っていること。また、その人。「横綱争いの—」「会長候補の—」
いちばんていとう【一番抵当】
一つの不動産物件に対して二つ以上の抵当権があるとき、その抵当権設定の登記が最初にされているもの。債務の弁済が優先的に受けられる。
いちばんでし【一番弟子】
1 弟子の中で、最も早くその師匠についた者。 2 弟子のなかで最もすぐれた者。
いちばんてんじょう【一番天井】
株式相場や為替相場などの上昇局面において、何度かある高値のうち最初に付けた高値。またはその状況。→天井値 →二番天井 →一番底
いちばんどり【一番鶏】
夜明け方に最初に鳴く鶏。また、その声。
いちばんのり【一番乗り】
[名](スル) 1 戦場で、第一番に敵陣や敵城に攻め込むこと。また、その人。 2 ある場所に最初に到着すること。また、その人。「甲子園に—したチーム」
いちばんぶろ【一番風呂】
沸かしたてで、まだだれも入っていない風呂。また、その風呂に入ること。