一閑張(いっかんばり)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ 自分は、八畳の灯の下に、一閑張の小机を出し、白く糊の新らしいサビエットを拡げ、夕餐の用意をした。お茶を飲もうとする茶碗も、箸箱も、皆、今度新らしく二人で買い調えたものだ。 卓子に向って坐ると、二人は、感動し、我知らず祈を捧げる心持・・・
宮本百合子
「小さき家の生活」
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・・・尾世川のところにはたった一つ、剥げかけた一閑張の小机があるかぎりであった。彼は立って、それを室の真中へ持ち出した。「あ、ちょっと。そこには冠詞がいりますね」「――DER?」「そうです。――ではこの文句をすっかり裏から云ったら・・・
宮本百合子
「帆」
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