万里(ばんり)
の例文・使い方・用例・文例(22)
-
・・・闇のひくか、光りの進むか、ウィリアムの眼の及ぶ限りは、四面空蕩万里の層氷を建て連らねたる如く豁かになる。頭を蔽う天もなく、足を乗する地もなく冷瓏虚無の真中に一人立つ。「君は今いずくに居わすぞ」と遙かに問うはかの女の声である。「無の中・・・
夏目漱石
「幻影の盾」
-
・・・前日の百五十三万里に比して三万里近くなって居る一時間正ニ千二百五十里 一分分にしても二十一里弱 文字通り宙をとんで来た。 上野の自働電話 直ぐとなりにバナナのたたき売りあり、電話の話と混同する「ああもしもしえ・・・
宮本百合子
「一九二七年春より」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。