三尺下がって師の影を踏まず
⇒三尺去って師の影を踏まず
三尺去って師の影を踏まず
先生に従って行くときは、弟子は3尺くらい離れて、先生の影を踏まないようにしなければならない。先生を尊敬して礼儀を失わないように心掛けるべきであるといういましめ。三尺下がって師の影を踏まず。七尺 (しちしゃく) 去って師の影を踏まず。
三尺高し
《罪人の足を地上3尺の所に縛りつけたところから》磔 (はりつけ) に処せられること。「—・く木の空で、主殺しの御成敗受けて死ぬのが」〈伎・覗機関〉
さんじゃくおび【三尺帯】
1 長さが鯨尺で約3尺ある一重まわしの帯。木綿をしごいて用いる。本来は職人が三尺手ぬぐいを帯代わりに使ったもの。のちには長くして子供用などにした。 2 《多く1をしめていたところから》職人や遊び人のこと。「伝法肌の—が」〈一葉・にごりえ〉
さんじゃくだな【三尺店】
間口が3尺ほどしかない、小さな家または店。
さんじゃくてぬぐい【三尺手拭い】
鯨尺で長さ3尺ほどの木綿の手ぬぐい。鉢巻・頰かぶり・置き手ぬぐい・腰帯などに用いた。
さんじゃくのしゅうすい【三尺の秋水】
3尺の長さの、研ぎ澄まされた刀。
さんじゃくのどうじ【三尺の童子】
背の高さが3尺ほどの、いとけない子供。無知な者にたとえる。三尺の童 (わらわ) 。「日本で天子を疎略にすると、慮外ながら—も黙って居ぬ気になるといふは」〈風流志道軒伝・五〉
さんじゃくほう【三尺法】
成文化された法律。古代中国で、3尺の竹札に法律を記したことに基づく語。