げざうた【下座唄】
歌舞伎で囃子方のうたう唄。俳優の出入りや立ち回りの際の唄、場面の雰囲気を表す唄などがある。
げざおんがく【下座音楽】
歌舞伎の効果音楽。唄・合方 (あいかた) ・鳴り物に大別され、三味線・笛・太鼓などを用い、舞台下手の黒御簾 (くろみす) の中で演奏する。幕の開閉、人物の出入り、せりふその他の舞台演技の効果を上げるためのもの。陰囃子 (かげばやし) 。
げざだい【下座台】
江戸時代、城門・番所に設けられた下座見の席。
げざぶれ【下座触れ】
江戸時代、貴人の通行のとき、先駆けなどが下座すべきことを触れ歩くこと。
げざみ【下座見】
江戸城の諸門・番所の下座台にいて、三家・三卿・老中・側用人 (そばようにん) ・若年寄などの登城・下城・通行の際、下座についての注意を与えた職。