不承(ふしょう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・此方から推着けに、あれそれとも極められないから、とにかく、不承々々に、そうか、と一帆の頷いたのは、しかし観世音の廻廊の欄干に、立並んだ時ではない。御堂の裏、田圃の大金の、とある数寄屋造りがちょっと隠れて、気の着かぬ処に一室ある…… 数寄・・・
泉鏡花
「妖術」
-
・・・小村は立ち止まって、得体の知れない民屋があるのを無気味がった。「一匹もさげずに帰るのか、――俺れゃいやだ。」 吉田は、どん/\沼の方へ下って行った。小村は不承無承に友のあとからついて行った。 谷は深かった。谷間には沼に注ぐ河があ・・・
黒島伝治
「雪のシベリア」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。