丸八(まるはち)
の例文・使い方・用例・文例(1)
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・・・ 母は、障子の傍、縁側の方に横顔を向け、うつむいて弟の縫物をしていた。顔をあげず、「もう少し」 丸八の墨を握ったまま、私はぴしゃ、ぴしゃ硯を叩いて見た。自分の顔は写らないかと黒い美しい艷のある水を覗いた、そしてまた磨り始める。・・・
宮本百合子
「雲母片」
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