たんぜんおび【丹前帯】
丹前姿の人が用いた幅の広い帯。
たんぜんすがた【丹前姿】
江戸初期に流行した旗本奴・町奴などの風俗。丹前風呂の湯女 (ゆな) の勝山 (かつやま) の姿に起こったものという。丹前風。勝山風。
たんぜんたてがみ【丹前立(て)髪】
丹前姿の男の髪形。月代 (さかやき) をそらないで伸ばしたもの。立て髪。
たんぜんふう【丹前風】
「丹前姿」に同じ。
たんぜんぶし【丹前節】
江戸前期、承応〜寛文(1652〜1673)のころ、江戸の遊里で流行した歌謡。丹前風呂の湯女 (ゆな) 吉野が始めたものという。
たんぜんぶり【丹前振り】
⇒丹前4
たんぜんぶろ【丹前風呂】
江戸初期、江戸の神田佐柄木 (さえぎ) 町、堀丹後守の邸の前にあった町風呂。容色のすぐれた湯女 (ゆな) を置いて、遊客を誘い、繁盛したという。明暦3年(1657)禁止。
たんぜんもの【丹前物】
歌舞伎舞踊の一系統で、丹前姿を舞踊化したもの。元禄期(1688〜1704)に成立。
たんぜんろっぽう【丹前六方/丹前六法】
⇒丹前4