にじゅうないりくこく【二重内陸国】
内陸国のうち、国境を接するすべての国が内陸国である国。海に出るために最低2回国境を通過しなければならない。リヒテンシュタインとウズベキスタンのみがこれにあたる。
にじゅうばいばい【二重売買】
売り主が同一の目的物を別々の買い主に二重に売ること。民事上、先に登記または引き渡しなどの対抗要件を備えた買い主が完全な所有権を取得する。
にじゅうばし【二重橋】
皇居正門の堀にかかる鉄製の橋の俗称。江戸時代は木橋で、堀が深いため上下二重に橋桁 (はしげた) を組んだところからよばれたもの。 [補説]一般に、皇居前広場から見える二重アーチ構造の石橋を「二重橋」とする誤解が多いが、これは「正門石橋」であり、二重橋はその奥にある。
にじゅうひてい【二重否定】
否定の言葉を二度重ねて肯定の意味を強めたり、その肯定を婉曲 (えんきょく) に表したりする語法。「辞退したいわけではない」「行かないわけではない」など。
にじゅうぶた【二重蓋】
器物で、蓋の内側にもう一つ蓋のある作り。また、そのような蓋。
にじゅうぶたい【二重舞台】
劇場で、平舞台より一段高い舞台。平台と箱馬を組み合わせ、必要に応じて平舞台上に組み立てる。高さによって、常足 (つねあし) ・中足 (ちゅうあし) ・高足 (たかあし) などの別がある。
にじゅうぼいん【二重母音】
連続する二つの異なった母音で、一つの音節をなすもの。東京語の「貝」の[ai]など。重母音。
にじゅうほうそう【二重放送】
一つの放送所から、異なる番組を周波数の違う電波で同時に放送すること。また、その放送。
にじゅうまど【二重窓】
遮音・断熱などのため、二重の構造に作られた窓。
にじゅうまる【二重丸】
二重の丸。「◎」。丸「◯」より評価が高いこと、重要であることなどを示す。