人口に膾炙する
《膾 (なます) と炙 (あぶりにく) とが、だれの口にもうまく感じられるところから》人々の話題に上ってもてはやされ、広く知れ渡る。「—◦した名言」
じんこういどうほうこく【人口移動報告】
《「住民基本台帳人口移動報告」の略》住民基本台帳を基に、都道府県や市区町村の転出者数・転入者数についての統計。総務省統計局が集計し、毎月公表する。 [補説]日本国籍を持つ住民が対象。
じんこうオーナス【人口オーナス】
《「オーナス(onus)」は重荷・負担の意》一国の人口構成で、高齢人口が急増する一方、生産年齢人口が減少し、少子化で生産年齢人口の補充はできず、財政、経済成長の重荷となった状態。→人口ボーナス
じんこうおきかえすいじゅん【人口置(き)換(え)水準】
⇒じんこうちかんすいじゅん
じんこうこうせい【人口構成】
ある地域の人口の、性別・年齢別・職業別などの構成状況。その地域の特性調査や、他地域との比較などに用いる。
じんこうじゅうしん【人口重心】
その地域に住む住民一人一人の体重が同じと仮定して、全体のバランスの取れる地点をいう。平成22年(2010)の国勢調査による日本の人口重心は岐阜県関市北部にある。 [補説]国勢調査に基づいて計算され、人口移動の傾向が分かる。日本の人口重心は平成17年(2005)に比べて南東へ2.4キロ移動した。
じんこうせいたい【人口静態】
ある一定時点における、人口の大きさ・構造分布などの状態。静態人口。
じんこうちかんすいじゅん【人口置換水準】
《「じんこうおきかえすいじゅん」とも》人口が増加も減少もしない均衡した状態となる合計特殊出生率の水準のこと。若年期の死亡率が低下すると人口が減りにくくなるので、この水準値は減少する。 [補説]現在の日本の人口置換水準は、2.07(平成27年、国立社会保障・人口問題研究所)。
じんこうとうけい【人口統計】
人口現象一般についての統計。人口静態統計と人口動態統計とがある。
じんこうどうたい【人口動態】
一定期間中における人口の変動の状態。出生・死亡・結婚・移動などがその要因。動態人口。