他出(たしゅつ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・今後は必ずとも、他出無用に致すように、別して、出仕登城の儀は、その方より、堅くさし止むるがよい。」 佐渡守は、こう云って、じろりと宇左衛門を見た。「唯だ主につれて、その方まで逆上しそうなのが、心配じゃ。よいか。きっと申しつけたぞ。」・・・
芥川竜之介
「忠義」
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・・・ 私は本当に他出という表現で云われている、それよりもっと生々しい緊密さ、謂わばこっちが風邪をひけばそっちも風邪をひく位の肉体的な感じで感覚している。何のために生きているかということが、はっきりしているからこそ、私は主観的には迅に悲劇を脱・・・
宮本百合子
「獄中への手紙」
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