伏(し)拝む(ふしおがむ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ ただ伏拝むと、斜に差覗かせたまうお姿は、御丈八寸、雪なす卯の花に袖のひだが靡く。白木一彫、群青の御髪にして、一点の朱の唇、打微笑みつつ、爺を、銑吉を、見そなわす。「南無普門品第二十五。」「失礼だけれど、准胝観音でいらっしゃるね・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
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・・・いえど此方は水鳥の浮寝の床の水離れ、よしあし原をたちかぬれば、この間に早瀬手を取る、お蔦振返る早瀬もともに、ふりかえり伏拝む。さて行かんとして、お蔦衝と一方に身を離す。早瀬 どこへ行く。お蔦 一人々々両側へ、別れ・・・
泉鏡花
「湯島の境内」
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