俄雨と女の腕捲り
にわか雨は大降りでもすぐにやみ、女の腕まくりは驚くに足らぬところから、恐れるに足りないことのたとえ。
にわかあめ【俄雨】
急に降りだしてまもなくやんでしまう雨。驟雨 (しゅうう) 。
にわかおどり【俄踊(り)】
1 その場で即興的に演じるこっけいな踊り。 2 俄狂言の中でおどる踊り。
にわかきょうげん【俄狂言】
素人が、宴席や街頭で即興に演じたこっけいな寸劇。江戸中期から明治にかけて流行。座敷で行う座敷俄、屋外で行う流し俄などがあり、大阪俄・博多俄などが有名。のちに職業として、寄席で、道具・鳴り物入りで行うようになった。にわか。
にわかごしらえ【俄拵え】
にわか仕立て。急ごしらえ。「—の料理」
にわかごと【俄事】
急な出来事。「—にて侍る上、おりふし無勢にて」〈古活字本保元・上〉
にわかし【俄師】
俄狂言を職業とする人。
にわかじこみ【俄仕込み】
1 商品を必要になってから急いで仕込むこと。また、その商品。 2 間に合わせるために大急ぎで覚えること。また、そのもの。「—の英会話」「—の隠し芸」
にわかじたて【俄仕立て】
間に合わせるために急につくること。「—のチーム」
にわかしばい【俄芝居】
俄狂言の芝居。