ぐうはつさいむ【偶発債務】
現在は実際の債務ではないが、将来一定の条件が発生したとき、負わなければならない潜在的な債務。手形割引による償還義務、債務保証、係争中の訴訟による賠償義務、販売商品に対する保証など。
ぐうはつせんそう【偶発戦争】
偶然の事件、または当事国の双方あるいは一方の錯誤をきっかけとして起こる戦争。
ぐうはつはん【偶発犯】
偶発的な事情が原因で、たまたま犯される罪。機会犯。→常習犯
ぐうはつしほん【偶発資本】
⇒コンティンジェント‐キャピタル
ぐうはつしょう【偶発症】
医療上の検査や治療に伴って、たまたま生じる不都合な症状。患者の体質・体調によることもある。
ぐうはつてきしょけん【偶発的所見】
ある疾患についての検査をしたとき、偶然、別の疾患についての所見が見いだされること。MRIなどの画像診断や遺伝子検査において多く起こる。インシデンタルファインディングス。
ぐうはつそんしつ【偶発損失】
将来、発生する可能性のある偶発的な事象によって生じる損失。→偶発損失引当金
ぐうはつそんしつひきあてきん【偶発損失引当金】
将来、偶発的に発生する可能性のある損失に備えるため、貸借対照表に引当金として計上する損失の見積額。
ぐうはつみしょう【偶発実生】
偶然に発見された、優れた形質を持つ実生の果樹。人為的に交配されたものでなく、自然に落ちたり捨てられたりした種から育つ。温州ミカン・八朔 (はっさく) ・日向夏、二十世紀、ゴールデンデリシャスなど、古くから栽培されている果樹の多くがこれにあたる。