ぎそううけおい【偽装請負】
実際には派遣労働であるのに、請負契約を装うことで企業が雇用責任を免れようとすること。請負事業は本来、請負業務を発注する会社(委託会社)と業務を引き受ける請負会社が請負契約を結び、請負会社が自社で雇用した労働者に指示を出して業務を完成させるものである。請負会社が委託会社に労働者を派遣し、委託会社の指示のもとで業務を行わせることは派遣事業とみなされ、労働者派遣契約を結ばずにこうした派遣を行うことは労働者派遣法および職業安定法に違反する。派遣事業の場合、派遣先の委託会社は使用者として労働時間管理や安全衛生の確保などの責任を負うが、偽装請負の場合、実質的な使用者(委託会社)と契約上の使用者(請負会社)が一致しないため、責任の所在が不明確になりがちで、雇用や安全上の問題が生じやすくなるおそれがある。 [補説]請負労働者への業務上の指示を請負会社が行わない限り、請負事業とは認められない。例えば、委託会社の管理者が請負労働者に対して作業方法などを文書または口頭で指示する場合や、請負労働者が委託会社の社員と同じ職場で作業しているため必然的に委託会社の担当者から直接指示を受ける状況にある場合、請負会社の管理者が請負労働者を兼ねていて他の請負労働者を十分に管理できない場合などは、いずれも偽装請負とみなされる。
ぎそうそしき【偽装組織】
⇒フロント組織
ぎそうしゅっこう【偽装出向】
実態は労働者派遣であるのに、出向の形をとって労働者を就業させること。→偽装請負 [補説]事業者間で出向契約を締結して労働者を出向させていても、雇用機会の確保、経営・技術指導、職業能力開発、企業グループ内の人事交流などの正当な目的がなく、人材・労働力を提供するための事業として行われている場合は、職業安定法で禁止されている労働者供給事業にあたるとみなされる。
出典:gooニュース
母親の在留資格得るため日本人との“偽装結婚”依頼か 中国籍の男(34)・“偽装結婚ブローカー”の女ら5人逮捕 警視庁
鞠容疑者はスナックを経営しながら偽装結婚ブローカーをしていたとみられ、王容疑者親子から成功報酬として60万円を受け取っていたということです。調べに対し、鞠容疑者は「偽装結婚とは知らなかった」と容疑を否認していますが、他の4人は容疑を認めています。
日本人の妻になるため偽装結婚か 中国籍の女ら5人逮捕
日本人の妻になるため偽装結婚したとして中国籍の女ら5人が逮捕されました。 飲食店経営者の鞠静容疑者(44)ら5人は2020年、李春香容疑者(60)に日本人の妻として在留資格を取らせるために石井伸治容疑者(73)との嘘の婚姻届を横浜市内の区役所に提出した疑いが持たれています。
中国籍女らが偽装結婚疑い 横浜のスナック経営者が仲介か
在留資格を得るために偽装結婚をしたとして、警視庁麹町署は26日までに、電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで、中国籍でスナック経営の鞠静容疑者(44)=横浜市鶴見区=ら2人を逮捕した。署によると、鞠容疑者は仲介役で、他にも偽装結婚に関与したとみている。
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