かぶとたて【兜立て】
「兜掛 (かぶとか) け」に同じ。
かぶとづくり【兜造(り)】
草葺 (くさぶ) き寄せ棟屋根の妻側下部を切り落とし、障子窓を設けた民家形式。屋根裏を養蚕室とする。関東西部・山梨・長野・福島・山形・新潟の各県にみられる。
かぶとに【兜煮】
タイの頭を甘辛く煮た料理。兜を置いたように盛り付ける。
かぶとにんぎょう【兜人形】
端午の節句に飾る、兜をつけた武者人形。五月雛。《季 夏》
かぶとのお【兜の緒】
兜の鉢についていて、あごのところで結ぶひも。忍びの緒。
かぶとのてさき【兜の手先】
兜の吹き返しの前方。
かぶとのほし【兜の星】
兜の鉢の表面についている、多くのいぼ状の突起。
かぶとばち【兜鉢】
1 兜の主要部で、頭部を覆う部分。兜の鉢。 2 兜の鉢のように、広くて深い大形のどんぶり。
かぶとばな【兜花】
トリカブトの別名。
かぶとむし【兜虫/甲虫】
コガネムシ科の昆虫。体長4〜5センチ。体は黒褐色でつやがあり、雄は頭に角をもつ。主に夜活動し、クヌギ・サイカチなどの樹液を吸う。腐葉土中に産卵し、幼虫は越冬ののち、7月ごろ成虫となる。北海道南部から九州まで分布。さいかちむし。《季 夏》「ひっぱれる糸まっすぐや—/素十」