六十にして耳順う
《「論語」為政から》60歳で他人の意見に反発を感じず、素直に耳を傾けられるようになる。→耳順 (じじゅん)
六十の手習い
60歳で習字を始めること。年をとってから物事を習うたとえ。
ろくじゅうよしゅう【六十余州】
60余りの国。畿内・七道の66国と壱岐 (いき) ・対馬 (つしま) の2国を合わせた、日本全国の称。
ろくじゅうにちルール【六十日ルール】
衆議院で可決され参議院に送付された法案が60日以内に議決されない場合、衆議院は参議院が法案を否決したものとみなす、憲法59条4項の規定。衆議院は再議決により法案を成立させることができる。みなし否決。
ろくじゅうねんあんぽとうそう【六十年安保闘争】
日米安全保障条約の改定に反対して、昭和34年(1959)から昭和35年(1960)にかけて展開された大規模な社会運動。日本社会党・総評・中立労連・原水協などが主導し、延べ464万人を動員する全国統一行動が繰り返し展開された。岸信介内閣が衆議院本会議で条約案を強硬採決したことから、デモ隊が連日国会を取り囲み、国会構内に突入した全学連の学生と警官隊が衝突。女子学生が死亡する事態に至った。新条約案は国会で自然承認され、批准が成立し、首相が退陣を表明すると、闘争は急速に鎮静化した。→安保闘争 →七十年安保闘争