前後に暮れる
どうしてよいかわからなくなる。途方に暮れる。前後に迷う。「びっくともせぬ国性爺—・れてぞ見えにける」〈浄・国性爺〉
前後も知らず
前後のこともわからない。前後不覚である。「疲労困憊 (こんぱい) して—◦ず寝入る」
前後を失う
「前後を忘れる」に同じ。
前後を忘ずる
「前後を忘れる」に同じ。
前後を忘れる
興奮したり、酒に酔ったりして、一時、善悪是非の判断ができなくなる。また、正体がなくなる。前後を失う。前後を忘 (ぼう) ず。「道楽に—・れてのめりこむ」
ぜんごさゆう【前後左右】
前後と左右。四方。「—を確認する」
ぜんごどうちゃく【前後撞着】
前後のつじつまが合わないこと。矛盾すること。「—した封建的な御用論理」〈石坂・若い人〉
ぜんごふかく【前後不覚】
あとさきの区別もつかなくなるほど、正体を失うこと。「—に酔いつぶれる」
ぜんごしょう【前後賞】
宝くじなどで、特に高額の当たりくじの前後の番号のくじに出す賞。
ぜんごかんけい【前後関係】
1 複数のものが並んで、時間的・空間的に前と後ろの関係にあること。「—にある諸事件」 2 文章や会話の中の、語句どうしのつながり。「—によって意味の変わる語」