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辞書
1 まよなか。夜半。また、子 (ね) の刻から丑 (うし) の刻まで。
「—行人稀なる築地居留地を歩して」〈芥川・開化の殺人〉
2 一夜を二分したその半分。「—の宴」
3 江戸時代、京都島原・大坂新町などで、昼夜に分けて客をとった遊女。半夜女。
「遊女の有様、昼夜のわかちありて、—とせはしくかぎり定めるは」〈浮・一代男・一〉
出典:デジタル大辞泉(小学館)
出典:青空文庫
・・・森として影あり 鬼燐半夜閃いて声無し 当時武芸前に敵無し 他・・・ 内田魯庵「八犬伝談余」
・・・合で船頭は六人、半日半夜で大阪の八丁堀へ着いていたのだが、登勢が・・・ 織田作之助「螢」
・・・て眠り美ならず、夢魂半夜誰が家をか遶りき。 二十七日正午、舟岩内・・・ 幸田露伴「突貫紀行」
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