出典:gooニュース
生活保護減額、国の調整「違法」 原告37人逆転勝訴 福岡高裁判決
同種訴訟は全国29地裁で31件が起こされており、判決のあった一審では原告勝訴18件、敗訴11件。二審では福岡高裁が5件目で、勝訴2件、敗訴3件となった。原告勝訴となった23年11月の名古屋高裁は減額決定の取り消しに加え国に賠償命令も出した。
生活保護減額訴訟で原告勝訴 福岡高裁裁判長「厚労相の判断は違法」
ただ、減額を取り消せば損害は回復するとして国の賠償責任は認めず、原告2人については訴訟提起に必要な手続きを期間内にしていなかったとして控訴を棄却した。 厚労省は「判決内容を精査し、適切に対応したい」とコメントした。【志村一也】
生活保護減額取り消し=原告勝訴、二審で2例目―福岡高裁
一方、請求を認めなかった原告2人については、引き下げ決定の通知後、期限内に県に審査請求をしなかったとした。 判決後に記者会見した原告の山脇誠さん(73)は「少しでも生活が楽になるように願っている。うれしい」と話した。 厚労省の話 判決内容を精査し、適切に対応したい。
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