よしのおり【吉野織(り)】
平織り地に畦 (うね) 織りを配して縞や格子を表した織物。吉野格子 (よしのごうし) 。
よしのがみ【吉野紙】
吉野地方産の、コウゾを原料とした薄手の和紙。奈良紙の流れをくみ、江戸時代、漆を漉 (こ) すのに用いたことから漆漉しともよばれた。やわら紙。やわやわ。
よしのがわ【吉野川】
紀ノ川の上流。奈良県中東部の大台ヶ原に源を発し、北西に流れて吉野町で西に転じ、和歌山へ入って紀ノ川となり紀伊水道へ注ぐ。長さ81キロ。アユが名産。 四国中央部を東流する川。石鎚 (いしづち) 山地の瓶 (かめ) ヶ森山に源を発し、四国山地を横切る中流部で大歩危 (おおぼけ) 小歩危の峡谷をつくり、徳島で紀伊水道に注ぐ。長さ194キロ。四国三郎。 徳島県中北部、の南岸にある市。平成16年(2004)鴨島 (かもじま) 町、川島町、山川町、美郷 (みさと) 村が合併して成立。人口4.4万(2010)。
よしのがわし【吉野川市】
⇒吉野川
よしのぐさ【吉野草】
桜の別名。
よしのくず【吉野葛】
奈良県吉野地方から産する上質の葛粉。
よしのくまのこくりつこうえん【吉野熊野国立公園】
奈良・三重・和歌山の3県にまたがる国立公園。吉野山・大峰山・大台ヶ原山・熊野川・熊野灘・潮岬などが含まれ、熊野信仰や南朝の史跡が多い。
よしのげんざぶろう【吉野源三郎】
[1899〜1981]ジャーナリスト。東京の生まれ。岩波書店に勤務し、岩波新書や雑誌「世界」を創刊。護憲・平和運動に尽力したことでも知られる。著作に「君たちはどう生きるか」など。
よしのごおり【吉野氷】
吉野葛 (よしのくず) に砂糖を加え、煮詰めて固めた菓子。白くて氷に似る。
よしのざくら【吉野桜】
1 吉野山に咲くヤマザクラ。 2 ソメイヨシノの別名。