よしのもうで【吉野詣で】
吉野の金峰山寺 (きんぶせんじ) に参詣すること。また、その人。
よしのやま【吉野山】
奈良県中部、大峰山脈北端の尾根の称。南朝の所在地で史跡に富み、また金峰山寺 (きんぶせんじ) (蔵王堂)があり、修験道の根拠地。桜の名所で、平安中期から寄進により植えられた。平成16年(2004)「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産(文化遺産)に登録された。
よしのわん【吉野椀】
吉野地方で作られた塗椀。また、黒漆地に朱、あるいは、朱漆地に黒で芙蓉 (ふよう) を描く吉野絵を表した椀。
よしのひろし【吉野弘】
[1926〜2014]詩人。山形の生まれ。昭和28年(1953)、詩誌「櫂 (かい) 」に参加。平易な言葉で人間の温かみを描いた叙情詩で知られる。昭和46年(1971)、詩集「感傷旅行」で読売文学賞受賞。他に詩集「幻・方法」「自然渋滞」など。
よしのあきら【吉野彰】
[1948〜 ]化学者。大阪の生まれ。負極に炭素材を採用するなど、リチウムイオン電池の開発に主導的な役割を果たした。令和元年(2019)、ノーベル化学賞を受賞。