名号(めいごう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ この庫裡と、わずかに二棟、隔ての戸もない本堂は、置棚の真中に、名号を掛けたばかりで、その外の横縁に、それでも形ばかり階段が残った。以前は橋廊下で渡ったらしいが、床板の折れ挫げたのを継合せに土に敷いてある。 明神の森が右の峰、左に、・・・
泉鏡花
「燈明之巻」
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・・・とある家にて百万遍の念仏会を催し、爺嫗打交りて大なる珠数を繰りながら名号唱えたる、特に声さえ沸ゆるかと聞えたり。 上野に着きて少時待つほどに二時となりて汽車は走り出でぬ。熱し熱しと人もいい我も喞つ。鴻巣上尾あたりは、暑気に倦めるあまりの・・・
幸田露伴
「知々夫紀行」
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