ひにんけん【否認権】
破産法上、破産手続開始(旧法の破産宣告)前に破産者のなした行為が破産債権者に損害を与える場合に、破産管財人がその行為の効力を失わせ、逸出した財産を破産財団に回復させる権利。会社更生法上でも同様の権利が認められている。
ひにんそしょう【否認訴訟】
⇒否認の訴え
ひにんのうったえ【否認の訴え】
否認権を行使する方法の一つ。訴訟を起こすことで否認権を行使する。破産法・民事再生法・会社更生法で規定され、経営破綻した企業の管財人等が行う。否認権行使の方法としては、これよりも簡易な手続きで迅速な決定がなされる「否認の請求」などがある。否認訴訟。否認の訴訟。
ひにんのせいきゅう【否認の請求】
否認権を行使する方法の一つ。破産法・民事再生法・会社更生法で規定され、経営破綻した企業の管財人等が行う。管財人は、否認の原因となる事実関係(証拠)を裁判所に提出。これを基に裁判所が否認の請求の認容または棄却を決定する。認容に対して異議がなく、そのまま確定すれば、判決と同じ効力をもつ。「否認の訴え」よりも迅速で簡易な方法。
ひにんのそしょう【否認の訴訟】
⇒否認の訴え
ひにんのびょうき【否認の病気】
依存症のこと。自分が依存症であるのを認めようとしない人が多いことからの名。