こくみんけいざい【国民経済】
国家を単位として、同一の貨幣制度・金融制度・社会制度および経済政策のもとに営まれている経済活動の総体。
こくみんけんこうほけん【国民健康保険】
健康保険の適用を受けない自営業者・非正規雇用者・無職者などを対象とし、その傷病・出産・死亡などに関して必要な保険給付を行うことを目的とする公的医療保険。国民健康保険法に基づいて運営され、医師・弁護士・土木建築業者・理美容師など地域の同業者が設立する国民健康保険組合が行うもの(組合国保)と、国民健康保険組合や職域保険に加入していない個人を対象として市町村・特別区が行うもの(市町村国保)がある。国保。
こくみんけんこうほけんだんたいれんごうかい【国民健康保険団体連合会】
国民健康保険の保険者である市町村や国民健康保険組合が共同して国民健康保険事業を健全に運営するために設置された組織。国民健康保険法により設置された公法人。公費負担医療や診療報酬などの審査・支払業務、保険者事務の共同処理、健康づくり推進などの保健事業、保健施設事業の振興、広報宣伝活動などが主な業務。介護給付費のレセプト審査は同連合会に設置された介護給付費審査委員会が行う。また、介護保険サービスの向上のため、介護保険事業者への指導・助言、および介護サービスに関する苦情処理なども行っている。国保連合会。国保連。
こくみんこうかい【国民公会】
フランス革命期、立法議会のあとをうけて開かれた議会。1792年、普通選挙によって成立。共和制を宣言。ルイ16世処刑後は山岳派独裁による恐怖政治、テルミドールの反動を経て、1795年、総裁政府を設立して解散した。国民協議会。
こくみんこっか【国民国家】
1 ⇒民族国家 2 国民を主体としてつくられた国家。市民社会を基盤としてつくられた国家。
こくみんしゃ【国民車】
一般の国民が買いやすいような価格の、実用的な小型自動車。
こくみんしゅぎ【国民主義】
国民の人権や自由を尊重しつつ、民主的に国家を形成・発展させようとする思想・運動。ナショナリズム。
こくみんしゅくしゃ【国民宿舎】
自然公園等の優れた自然環境の中で、だれもが気軽に快適に利用できるように設置された宿泊休養施設。主に地方自治体が運営する公営の宿泊施設と、財団法人国立公園協会が指定した民営の宿泊施設がある。公営国民宿舎については昭和31年(1956)に厚生省(昭和46年以降環境庁)により制度化されて以来、厚生年金保険積立金還元融資ならびに国民年金特別融資を受けて建設・運営されてきたが、平成12年度(2000)末にこの融資制度は廃止された。
こくみんしゅけん【国民主権】
⇒主権在民
こくみんじゅんせいさん【国民純生産】
《net national product》国民総生産から固定資本の減耗分を差し引いたもの。NNP。